エログロオンパレードの『ソーセージ・パーティー』何かの拍子で子どもが観たらトラウマになるアニメ映画
『ソーセージ・パーティー』スタッフ
監督:コンラッド・バーノン / グレッグ・ティアナン
キャスト(声の出演):セス・ローゲン / クリステン・ウィグ / ジョナ・ヒル / エドワード・ノートン / サルマ・ハエック
『ソーセージ・パーティー』作品データ
原題 Sausage Party
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
『ソーセージ・パーティ』あらすじ
食材たちは選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されている。きっと外の世界は「楽園」に違いないと。ソーセージのフランクは、パンで恋人のブレンダと結ばれ(合体♥し)ホットドッグになる運命だと信じている。ついに夢が叶う日が! 二人揃ってお客様がカートに! しかしテンションMAXではしゃぐ二人を乗せたカートにアクシデントが発生し、スーパーマーケットに取り残されてしまう。夢に破れ絶望するフランクとブレンダだが、実は命拾いしたことに気付く…なぜなら彼らは“食材”だからだ。「食われてタマるか!」 運命に逆う彼らの闘いがはじまる!
もうこのまんまなんので載せておきますね。
もう少し世界観を細かく言うと、
- 食材達は、スーパーの外を楽園(天国)と思っている。
- スーパーでカートに入れてくれる人たち(人間)を神様だと思っている。
- 賞味期限の切れた食べ物は捨てられる(ちなみにそのスーパーの店主は暗黒神と呼ばれているw)ため、早く選ばれたい(楽園に行きたい)と思っている。
ところが、返品されたハニー・マスタードは楽園の外で何が起こったかを知ってしまう。元々スーパーの外が本当に楽園なのか疑問に思っていたフランクは、ハニー・マスタードの言葉をきっかけに、真実を探るように……。
という感じ。
『ソーセージ・パーティ』を観に行った経緯
知人女性に誘われたからである。
それ以上の事前情報といえば、食べ物が擬人化するというもののみで、↑の予告映像さえ見ていなかった。食べ物の擬人化というと、少し前に似たような仕事をやったので、多少興味はあるといえばあったが、多分言われなければ観に行かなかっただろう。
あとで彼女に聞いたら、彼女自身は「ディズニーがR15を出したからグロイのかと気になって」とホラー映画フリークらしいコメントである。
個人的にはズートピアみたいなもんかな。と気軽に六本木のTOHO CINEMAに出向いたのであった。
『ソーセージ・パーティ』を観に行く時に注意すること
ところで、ソーセージ・パーティって上映している映画館が激少ないんですってね!
それで銀座~六本木あたりでたらたら遊んで上映時間になったら映画館に向かおうと思ってたら、席の埋まりが早い!
結局三時間くらい前に、21時上映のを予約して観ることになりましたが、割と席は埋まってました。東京で観る方は予約をおすすめします。
『ソーセージ・パーティ』を観る前の予想
(C)2016 CTMG, Inc. All Rights Reserved. **ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC. FOR PROMOTIONAL USE ONLY. SALE, DUPLICATION OR TRANSFER OF THIS MATERIAL IS STRICTLY PROHIBITED.
↑視聴時間を調べている間によく観ることになった絵
これを観ながら、
「あーきっと『僕のソーセージを君に(この左のま×こみたいなヤツ)」挟んでほしい』とか言うヤツじゃん!」
「そんなわけないでしょ!」
と言われながら六本木に向かったが……
なんだこれ、、、
予想通りだった。
原案者はサンドイッチでもつくりながら、アホでHな妄想をして一発シャブ決めて企画書でもしたためたのだろうか。これほど作品の内容よりもどのように制作したかの経緯が気になる映画も珍しい。
『ソーセージ・パーティ』を観て
野菜を包丁で切る、ソーセージを茹でる。そんないつもの描写が超絶ホラーに!
これを間違ってレンタルショップで子どもが借りたら完全にトラウマになる。
ちなみに奴らいっちょまえにセ◯クスもするし人(※作中では神と呼ばれている)も殺します。
食品棚に人間の生首をドンッと置いて「とったどー」みたいなゲス顔しているソーセージを観た時には
ディズニーかPIXARか知らないが始まったな……
と思わざるを得なかった。
結構引いてしまう部分も多かったが、隣の外国人がクスクス笑っているのを見ると、これは日本人以外にはウケるのかもしれない。
帰る際にカップルが
「君の名は。」を観た後の落差がヒドイ。
と怒っていたが、アニメ映画というよりもノリはホラー映画に近い。
初期くれよんしんちゃんな感じか……???
ネタバレになるから書きませんが、最後のシュールな落ちは、この1シーンを入れないと世にローンチさせませんよと経営陣からのお達しでもあったのか……。
『ソーセージ・パーティ』を観る際にネックになったこと
元ネタの食べ物がわからない!
これに尽きる。
さすがにパンとソーセージくらいはわかるが、調味料レベルになると、何なのかわからないもの多数。食べ物のパロディなのにこれでは魅力が半減でガッカリ。
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↑この一番右の食べ物の名前が分かるヤツは挙手
こいつの口癖は
「ビラビラをオリーブオイルに浸したい……」
だったが、そもそも一体何の食材なんだお前は!
ベーグルと仲が悪いのも、きっと何かそれっぽいエピソードが米国にあるのだろうがそれもわからない。
つまり『ソーセージ・パーティー』、基本はアメリカ国内で観てねという感じか。そもそも食べ物というテーマで全世界で公開というのは確かに難しいのかもしれない。
総評
正直、それほど面白くない。
つまらないとまでは言わないが、この内容をアニメで見たいかというと……?
B級映画として観るならありだろう。
っていうか、B級映画としてみんな観てるのかな!?
最初のディズニーらしいミュージカルなんかも一聴の価値ありだ。
しかし本作で目を見張るべきは、R15というものの魅力ではないだろうか。
20億円にも満たない予算で、1億3500万ドル(アメリカでは9700万ドル)の興行収益を上げています。
映画「ソーセージパーティー・Sausage Party」は子供が見られないR指定のアニメ - さて、この映画いかがなものかと?
ここにあるように、それほど売れないのでは、という予想に反しヒットを出していますが、正直、R15、15歳未満は禁止だよ、と言われると人は観たくなってしまうんだろうな。
↑部屋で映画を観るときにはこれとビールが最高ですよ!