muppi’s diary

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【祭】三鷹で阿波踊りを見た

 

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阿波踊りを初めて見た。

数年前、高円寺と阿佐ヶ谷に住んでいた。高円寺の阿波踊りは割と有名だが、実際に目にしたのは初めてだった。

阿波おどり(あわおどり、Awa Odori)は徳島県(旧・阿波国)を発祥とする盆踊りである。日本三大盆踊りであり、江戸開府より約400年の歴史がある日本の伝統芸能のひとつである。夏季になると徳島県内各地の市町村で開催され、なかでも徳島市阿波おどりは踊り子や観客数において国内最大規模である。

阿波踊り - Wikipediaより

Wikipediaにある。

三鷹駅は、中央線(正しくは中央本線)の駅の一つ。中央特快・青梅特快も停まる。新宿駅まで約20分と、利便性がよく、住み心地も悪くないところだ。北口が武蔵野市、南口が三鷹市に隣接しており、同じ駅でも北口と南口の雰囲気がガラリと変わる。

少し前から南口のメインストリート?沿いの商店街では、ピンク色をしたぼんぼりつきの街灯が目立ち始めていて、「三鷹阿波踊りするんだ」と思っていたが、運良く終了の数時間前に居合わせることができた。

盆踊りというとひなびた田舎でまばらな人達が参加するイメージが強いが、結構人がいる!↓

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体にドンドン響く太鼓、それから笛の音。今さらだけど、パレードになっているっていうのがいい。次はどんな踊りかな、着物かな、と楽しみになる。

先頭を切る男性は長い提灯を掲げる。郵便局や市役所。シルバー人材センター。地域活性化、なんて言葉が頭に浮かぶ。着物もカラフルで、それぞれのチームで個性がある。

たいてい提灯を持つ男性の後ろに続く、半円型の笠を被る着物の女性は、やはり踊りが上手でないとなれないんだろうか。下駄も前に傾斜した特別な形をしている。顔がよく見えないのが、妄想をかきたてられる。昔はこういった阿波踊りを踊る女性を見ながらあの娘かわいいね、なんて品定めしていたんじゃないだろうか……。

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鐘を鳴らしている男性はリーダー格なんだろうか。

いずれも楽しそうだ。基本的にはこの阿波踊りを見るものなので、思った程混雑していないし、出店もそこそこ出ていて楽しめる。一緒に阿波踊りを見たはっぴーあわーは、露天で生ビールを買って終始ご機嫌だった。

しかしこうやって阿波踊りを見て、というか祭り囃子を聞いて思い出すのは、私の故郷、佐賀の「浮立(ふりゅう)」である。浮立は県内でも地域によっていろいろな作法というか様式があるようだ。

故郷の近所では、勝手に家々を周り、軒先で躍るものであった。

「こども会」なる近所の子どもが任意加入しなければならない町内会の子供版が存在し、秋近くになると強制的に練習をさせられる。期日になると家々を回って集団で躍るのだが、その際に家主はお菓子やジュース、幾ばくかの金銭を渡さなければいけないという、日本版ハロウィンというか、そもそも都会で成立させるには難しい感じの行事だ。

このことを話すと、はっぴーあわーは、呉で行われている祭り「やぶ」を教えてくれた。

setouchifinder.com

↑記事ではこんな感じですが、実際現地では暴走族が集結し、大げんかを始めるという鬼ではなく暴走族が危険な祭りらしい。そのため警察官が総動員され、午後8時には帰宅しろと言われるそう。広島ならではのデンジャラスな祭りといえそう……。

地域によって日本の祭りはいろいろだ。

福岡でも「山笠」のような参加型の祭りはあるが、男性だけ。放生会になると商業主義が過ぎるという見方もあるかもしれない。

阿波踊りは、ちょっとハレの日を味わうにはいいお祭りですねー。

 

日本の祭 (角川ソフィア文庫)

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